軽度歯周炎
プラークや歯石がたまり、歯ぐきに炎症が起こります。赤い腫れや、出血が見られます。
歯周ポケットの深さ:2~3mm
パルスオキシメーター
中度歯周炎
歯の表面や根の部分に多量のプラークや歯石が付着し、炎症が進行して歯を支える顎の骨が溶け出している状態です。歯ぐきの腫れや出血に加え、膿も出ます。そして、歯がグラグラしはじめます。
歯周ポケットの深さ:4~7mm
エアーモーター
重度歯周炎
歯の表面や根の部分に多量のプラークや歯石が付着し、歯周組織に大きく進行して、顎の骨がかなり破壊された状態です。歯は支えを失い、痛みで食べ物が噛めません。
歯周ポケットの深さ:6~8mm
歯周病の治療をスムーズかつ正確におこなうためには、CTでの診断が非常に重要です。CTでは患者様の顎の骨の形はもちろん、骨の質や厚み、高さなどの状態まで詳しく計測できます。正確なデータがあれば、治療をスムーズに進めることができるほか、CT上で手術のシミュレーションをおこなえるため、その結果によっては切開の必要がなくなる場合もあるのです。治療の成功率を高め、患者様の負担を減らすためにも、CTは必要不可欠な機器と言えるでしょう。
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CT診断のメリット
安全性が高い
歯周病治療の前に、治療箇所の詳細なデータが得られます。正確なデータがあれば、治療をより正確に進めることができるため、高い安全性が確保できます。
画像が高精度
従来のX線写真に比べ、非常に高精度な画像を撮影できます。あらゆる角度から疾患を見られるほか内部まで確認できるため、細かい部分の異変なども発見できます。
病巣を確認できる
治療対象の患部だけでなく、通常の診断では見つけられないような病巣まで発見できます。
定期健診の大切さ
歯科治療が終了すると定期検診に移行します。自覚症状が出てから治療するのは、好ましくありません。なるべく初期の段階で病変を発見できれば最小限の治療で終わります。
しかし、歯周病はある程度骨吸収が進むと、骨が完璧に元に戻ることはありません。
「仕事がきつくて大変疲れている」「風邪など、病気になった」などのストレスが続くと、歯だけではなく、体全体にも症状ができてしまいます。慢性の炎症が急性化して歯肉が腫れ、痛みが出てことの重大さに気づかされないよう定期健診をお勧めします。